東京

2011-11-29

かつて、東京の地域社会(=今で言うところのコミュニティ)は下町がその舞台でした。
「火事と喧嘩は江戸の華」の言葉そのもので、せっかちで喧嘩っ早く、人情に厚いのが江戸っ子で、戸締りや貯蓄といった概念が無かったが故、窃盗も茶飯事で、火事ともなれば100回を超える大家事の記録が残っているのが、当時の江戸だったのです。
そんな日常が「盗まれたり焼けてしまうなら最初っから持たない」と「宵越しの金は持たない」なる価値観気質が生まれたのかも知れません。

そんな江戸っ子特有の性格は、今日の東京都民のそれとは大きく異なっており、今日の経済の発展成長が影響したのか、東京都の人達の資本主義的性格価値観は、更に顕著となって来ています。
極端に言い切ってしまえば「人の価値を決めるのは年収や貯蓄額」という価値観が定着して来ているのです。

これが結果、従来のいわゆる地域社会のコミュニティを崩壊に追いやり、結果個人主義の実社会を形成する事となったのでしょう。
すなわち「本当の出会いを叶える」には適さない社会へと加速している、と言えるかも知れません。
「その場限りの出会い」なる出会い方が幅を利かせ始めたのも、そんな個人主義が生み出した「寂しさ」がその発端だったのかも知れません。
東京に於ける出会いのスタイルも、居住者の人達の性格も、随分変化を遂げてしまったみたいですネ。

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